伝統と革新の同居


来年開催される比叡山宗教サミット40周年記念「世界宗教者平和の祈りの集い」の、意見交換会が京都駅近くのホテルで開催されて,過去携わっていた関係で,学識経験者(?)の枠で参加させて頂いた。

有意義な意見交換会の後,京都教会長の東さんに宿泊予定のエクセレントホテル系列のホテル燈(あかり)まで同行してもらった。

ところがである。カーナビの示すところに件のホテルの看板がないのである。すごく焦った。東さんが一緒にいてくれていたので,すごく安心だった。一人だったら不安になっていたであろう。行きつ戻りつして,やっぱりここかなと思って中に入った。

入ってみると,フロントはなくロッカーがあるだけ。そこでまた焦る。どうすりゃいいんだ。焦る。横に緊急連絡先があり,電話番号があったのでかけてみたら,やっと繋がり、私を認知してくれて,ロッカーの番号を教えて頂いた。インストラクション通りに開けてみると,部屋の鍵が入っていた。少しホッとした。入り口のドアの横の鍵を開けると中には入れた。そこからは,アメニティーが棚にあったり,部屋着も自分で持って行く仕組み。

部屋の中に入ってみると、そこは,他のホテルと変わらないので,ここでやっと落ち着いた。こちらはいつもの通り,フロントに行けばなんとかなると思っていた。ところが,予想が大きく外れて,全くの無人。勝手が違って焦ってしまったのだ。

翌日,徳島への帰りのバスでメイルを確認すると,確かにチエツクインの仕方などのインフォメーションが送られてきていた。よく読んでいなかった。

これがおもてなし文化の京都か?と唖然としたが,これも京都かと思い直した。なぜなら,おびただしいインバウンドのお客様対応の末に究極の合理化したんだと思う。古い伝統という基盤がしっかりしているから,逆に最新のものを受け入れられるのだと聞いたことがある。革新の街・京都なんだと自分に言い聞かせた。

翌朝のチェックアウトはどうなるのかと,ドキドキしながら,入り口に向かったが,なんということはない。鍵はこちらのボックスにと説明があった。外に出た時に,やっと解放されたという変な気持ちになった京都出張であった。しっかりしたお値段もお支払いさせて頂いていた。もちろん事前にクレジットカード決済で。
伝統の街京都、そして革新の街京都だった。