改めまして新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
あけましておめでとうございますは、「無事に年を越せたこと」、「年神様を無事にお迎えできたこと」が本来の意味であるが、1月1日になり何か心がリセットされる事に対しておめでとうございます、との意味も含んでいると言われている。

暦上では2月3日の節分が立春でこちらを重要に捉えている人も少なくないが、いずれにせよ1月1日というのは何か心が晴れやかになったり、希望や思い、旧年中の反省や色々な思いが交錯する日だから心理的にも重要な日である。
その思いこそが人それぞれの中にある仏性の原点ではないかと個人的には感じる。私自身も多忙だった12月を経てお正月を実家で過ごしており、久しぶりにTV画面を通じて心から感動し魂が震えた出来事を今回のテーマとしたい。
それはとても身近なところで予想もしていなかった。ひいき目なところもあるのだが、2024年紅白歌合戦のB’zの登場であった。B’zと言えば知る人ぞ知るミュージシャンで、私が中学生から現在に至るまで大好きなミュージシャンの1組である。
B’z – Wikipediaを参照すると数々のヒット曲を携え多くの人を魅了している。2024年紅白にサプライズ登場することは知っていたが、きっとどこかの地域からの中継だろうなと思いこんで見ていると、まさかの2曲目からNHKホールでの生ライブであった。B’zのTV出演は元来極めて少なく、TVで観るのは希少価値が高い。
リアルタイムで見ていた人もいるとは思うが、紅白では異例の7分54秒の演奏であった。
本当に久しぶりに興奮した7分54秒であったが、3曲目のウルトラソウルでの最後のウルトラソウル3連発は凄まじかったしSNSでも大きな反響があった。
本当にボーカルの稲葉さんの変わらぬカッコよさと声量に心から魅了された瞬間だった。
その中継を通して興奮している自分自身に対してふと思い浮かんだのが、我々が学んでいるみ教えの中の無量義経で、“○○を起こさしめ”という箇所だった。一生懸命に歌っている姿に何か起こさしめを頂いた感が強く、自分自身も2025年一生懸命に頑張ろうと思えた。中継でB’zを観れた嬉しさ・感激と、何かスイッチをオンにして頂いた事を1日でも継続していきたいと感じた瞬間だった。
合掌 椙原