先月より報道でご存じのとおり、アメリカ対イランの対立による【ホルムズ海峡封鎖】により、先月投稿させて頂いた3/20時点とでは、全く異なる状況下になっている。ホルムズ海峡を封鎖するとの報道が出てから約2か月になるが、わずか2ヵ月程度原油の輸入が滞るだけで、原油由来の製品製造~供給に甚大な影響が出ている。食品業界、医療現場、建設系など、原油由来の“ナフサ”を主原料にしている製品である。ポテトチップスの袋や弁当容器、レジ袋、洗剤、手袋、点滴用のチューブなど、数えればキリがないほど。これらの製品は我々の生活の一部である。

加えてシンナーや塗料なども大変不足しており、トイレ製造のTOTOなどは、新規受注の停止や大幅な値上げに今後踏み込みであろう。包装業界に身を置いているものにとって、ナフサの輸入が遅延縮小するのは極めて深刻な事態である。少々値入れの高い製品でも仕入販売しなければならないという供給責任が我々にはある。すでに多くの製品仕入に制限がかかり、新規受注の停止や、今まで経験したことのない値上げに毎日手を焼いている現状である。おそらく数カ月もすれば、状況が一変するほどさらに悪化するであろうと思われる。予想されるのは製品値上げ、製品アイテムの集約、購買意欲の低下、そして経済後退である。
私個人とすれば、コロナ禍の超厳しい時を乗り越え、これより悪い事態は起こり得ないと思っていたが、約2か月の間にコロナ禍を上回るほどの猛烈な早さで状況が悪化している。お得意先様の高齢の方から、「オイルショック」時より厳しいと聞いた。
”そう有る事が難しい”、と書くと”有り難い”になるが、最近この一言が胸に突き刺さる感じがしている。国際社会が平和で、様々な商品がスムーズに循環してこそ経済が成り立つということをしみじみと実感する。
今まで懇意と思ってきた仕入先が、本当はそうではないとわかったり(逆も然り)、今までなかなか買ってくれなかった顧客からSOSコールがあったりと、取引の環境も激変した。そこで、特定顧客以外のSOSコールは日々の記録に残すようにと改善を図っている。経験の少ない後輩や事務方も疲労が隠せない中で、私として出来る事は何かと考えた時に思い浮かんだのは、確実な指示と和顔愛語ではないだろうか・・・と。
この未曽有の悪条件の中で開祖さまならきっと、いち早く腹を括り、どのような状況にも対応すると覚悟を決めて、周囲を和顔愛語で包み込み、皆に勇気と意欲を出させるのではないだろうかと思う瞬間がある。上長が「厳しい厳しい」と言って自信無さげにしていれば、後輩達は大きな不安に包まれるだろう。とにかく今は少欲知足、足るを知りながら不足を感謝に変え、皆々が知恵を出し合い、この苦難を乗り越えなければならない。
六花の会東京の岡村社長より、会で教えてもらった内容を転送頂いた。今年は180年に一度の丙午(火)と一白水星中宮が重なり、水(液体・海洋・人とモノ流通)が停滞する運勢であると。
乗り越えられないハードルは無い、だから窮すれば変ず、変すれば、通ず。
信仰の心を常に胸に秘めて、ど真剣に向き合っていきたい。
合掌 椙原
