どれくらい続いた事がありますか?


皆様は、一つ物事でどれくらいの期間継続したことがありますか?やはり【継続】するとは意外に難しい事ではないかと思われる。しかしながら継続するということは振り返った時に「自分でも継続出来るものだ」と自信に繋がるきっかけになったりする。

私は44年の人生の中で継続している事でいうと、3番目は幼少期からのサッカーであり継続歴は16年、2番目は現在の会社勤めを含めて営業職として24年(高松市に住ませて頂いて来年で20周年を迎える)。

実はという訳でもないが、私の人生の中で最も継続している事柄は『現在の美容院』に行きだして27年継続中である。わざわざ高松から吉野川市のとある美容院にドライブがてら通っており、当時から担当者も同じである。最近ではもっぱらお互い様歳を重ね健康的な話が中心である。元々理容院から美容院に行きだしたのは思春期の高校生の時である。

そして大きな理由は、12歳の時に亡くなった父に起因している。父は当時美容院へシャンプー剤やカラー剤などを卸す会社を経営していた。当時は徳島も美容院のチェーン店は多く、そのチェーングループ1件を担当しているだけで、十分繁盛出来るほどだったと母から聞かされていた。

しかしある日そのチェーングループとの取引が解消される事が起き、その穴埋めをするため奔走していた時に、父から営業を何度も受け対応した事があるのが、今の私の通っている担当の方である。

その方は元々チェーングループに属しており独立した方なのだが、通い始めて5年目くらいに父の話をすると話が通じた。母からも、「行く美容院によっては私の苗字に反応する人もいるかもしれないわよ」と聞いていたものの、社会人になって父と出会った事がある方と出会う可能性は、極めて稀だと思っていた。

実は母からの話から鑑みてその店に通うようになった。なかなか話を切り出せずにいたのだが、当時勇気を出して色々聞いてみた。そうすると、その方も当時父が経営していた会社の取り扱いメーカーはご存じであり、そのお店で使ってみたいと思っていたそうだ。しかし、懇意にしている卸ディーラーの競合店から品物を卸すのは、卸との関係上難しいと思っており、当然父の方も逆の立場ながら同じケースであった。父の会社はそのお店が最も懇意にしている卸と一番の競合関係にあり、そこから商品を卸すとなると、商売道徳上御法度といえる場面もあるからだ。

しかし風の噂で取引が解消されている事を知った私の担当の方が、展示会を通じて父と接見し、短い時期ではあったが共に商売をされたと聞き、その当時の父の営業対応も非常に良かったという印象があったので、よく覚えていたそうだ。私はその時に目頭がとても熱くなった事を記憶している。

父と関わり合いがあった方は、今となっては現在担当して頂いている方以外になく、非常に重要な存在の方である。遠くて億劫に感じる時でも出来るだけ通いたいと思っている。

特に今月は父が亡くなった正忌月で父を回想する時も多く、くしくも私もメーカーから商品を仕入れて売る営業職をしている。実際に父の営業している場面は見たことはないが、追い付け追い越せが私の目標の一つでもある。

【凡事徹底】・・・継続は力なりとあるように、出来るだけ年数を通して色々な事を吸収していける自分でありたいと思う。

                               合掌 椙原