手紙~拝啓十五の君へ~

新年明けましておめでとうございます。

みなさんどのような年末年始を過ごされたでしょうか? 私は家族とゆっくり過ごしました。

家族とテレビを観ていた時、懐かしい曲のタイトルに目が留まりました。アンジェラ・アキさんの手紙 ~拝啓十五の君へ~。 卒業式でよく歌われ、今も多くの方に愛され続けている曲です。私も小学生の時ですが、卒業式の時に同級生と歌ったこともあり、思い入れのある曲です。

アンジェラ・アキさんは歌を通して心の交流に熱心に取り組まれていました。観させてもらった番組は、当時全国の中学生とアンジェラ・アキさんが交流をして、絆を深めるドキュメンタリー番組でした。

アンジェラ・アキさんが「手紙」を作詞・作曲したのが30歳の時でした。

アンジェラさんは当時、長崎県五島列島の中学生と交流がありましたが、30歳になった当時の中学生たちが今回、アンジェラさんの呼びかけで再会し、「30歳の自分から15歳の自分に宛てて書いた手紙」をお互いに朗読し合うといった内容でした。

再放送されたものでしたが、アンジェラさんに向かって一人ずつ手紙を朗読しているのを聞いていると、一人一人の歩んできた人生が手紙を通して伝わってきました。手紙にすれば自分の気持ちに素直になれるし、携帯電話が普及していく中でも大事なコミュニケーションの一つとして、手紙は無くしてはならないものだと思いました。

話を聞かせてもらう中で、ある女性の方が「あの時の私が頑張ってくれたから、多少のことでもくじけずに頑張ってこれました」、という言葉に心打たれました。

手紙~拝啓十五の君へ~の歌詞にある「人生の全てに意味があるから、恐れずにあなたの夢を育てて」のように、何か一つの目標や夢を忘れずに、努力していきたいと心に誓いました。

過去の嫌な出来事を思い出すことはマイナスなイメージがありましたが、振り返ることによって自分自身を見つめ直し、希望を見つけ出すことができると考えさせられました。今を生きていくことも大切にし、一年後、五年後、十年後の未来の自分をどのようにしたいかを考え、日々を過ごしていきたいです。

ゆっこ