第3回四国六花の会に参加して

10月12日(日)高知教会にて、第3回四国六花の会に出席させて頂いた。1回、2回は体験発表がメインだったが、今回は國富教会長さんの六波羅蜜の特別講義である。

メインテーマは【仏教精神と経営について~悩みとは~】である。四国四県から最多の41名が出席。7班に分かれ、六波羅蜜の講義後には各班で講義内容の感想などを話し深め合い、昼食を挟んで國富教会長さんへ質疑が行われる進行内容である。

まず、私の感想からして國富教会長さんの六波羅蜜の講義が様々な角度から話され、非常に分かりやすく勉強になった。かつて青年リーダー教育に参加していた頃を回想すると、六波羅蜜の最初に布施があり最後は智慧であることから、様々な布施行を実践すると最後は智慧に変わっていく、そこは頭では理解していたものの持戒、忍辱、精進、禅定との結びつきが正直しっくりいっていないかった。しかしながら本会で國富教会長さんの講義によりとても分かりやすく心に入ってきた。

また、六花の会には「ど真剣」という言葉が多用されるケースが多い。私なりにようやく解釈できたのは、所謂目の前の事に「腹を括り特組む」でないかと思うようになってきた。感性の悩みはするな!と講義にもあったように、目の前の課題や仕事の案件で悩みながらしているのでは芯が入った取り組みが出来ていないのではないかと、とも言える。

かつて開祖さまの講演ビデオを見ていた時に、一生懸命でと一言付け加えられる事が多かったように振り返った。それらをつなぎ合わせると、目の前の事案に腹を括りど真剣に一生懸命で取り組む、になる、そして感性の悩みをするなと。もちろんそのように特組んだとて、いつもいつも好結果になるとは限らないが、後悔する事の確率は下がり、次はこうしてみよう、次はこう言ってみようと前向きな内省ができるのだと思う。布施とは何も全て与えるという事のみならず、手離すという事もお教え頂いた。更にはかつて母の手のリハビリ中に教えてもらった事で、グーにするよりパーにする事の方が難しい、人は欲望や執着といった事は貯め易く、それを手離す事の方が難しいんだよと。

午後の部も熱のこもった質疑により盛大で素晴らしい会になった。今後も出来るだけ多くの出席者が集い、共に成長できる場として出来る限り参加していきたいと考えている。そしてそこで得られたサンガのみなさんとの交流も自身の幅を広げる事にも繋がっていくと確信している。四国六花の会としては半年後を開催予定との事である。

そして12月14日には大聖堂参集とオンライン参加による第3回「仏教精神に学ぶ経営者の集い」が開催される。令和7年度「活動基本方針」 | 六花の会コミュニティ この会には出席すべく申し込みをさせて頂いた。光祥さまもご臨席を賜るとの事で盛大な会になる事が予想される。

本当に素晴らしい会に参加させて頂き有難い、稀有な事と受け止めさせて頂き日々の実践に活かしていかなければならないし1人でも多くの方が四国六花の会に参加して頂きたいと思っている。

                                  合掌 椙原