自分では見えない背中

思いやり通信を投稿させて頂くようになり、今回で早10通目になる。毎月の事ではあるがこの私の投稿で御一人でも、ほんの一瞬でも目を通してくださっている方へ感謝申し上げます。誠にありがとうございます。

本件を通じて自らの趣味の幅というものは意外に狭いものだと感じる今日この頃である。決してネガティブな想いではないが、日頃から色々な出来事などにもっと吸収できるようになっていきたいと想うようになった。

最近やや流行っているYouTubeがある。それは福岡の方で開運アドバイザーでもある、崔燎平氏(さい りょうへい)のチャンネルである。誰に教わったとかでなくたまたま私のYouTubeにアップされたため、見ていて参考になりよく拝見している。(実は知らなかったが今日本で一番予約の取れない開運アドバイザーとの事)

その中で「男性を見る目がある女性とは?」の動画がアップされており、それを見ていると、崔氏が様々なセレブな女性に開運アドバイスをされていた時の話である。

セレブ女性といっても2パターンあるようで、
・元々裕福な男性とご一緒になってセレブと言われる女性
・その男性とご一緒になる前は男性側が借金が有ったり、事業がうまくいってなかったり。だが徐々に好転してきながら晩成的にセレブ女性になっていくパターン

崔氏が主に後者の女性の開運アドバイスをしている時に、何名もの女性の方に今の旦那さんのどの部分を好きになったのですか?と聞くとほとんど女性の方が、「男性の背中」で、さよならと振り返った時の背中が顔などの外見より断然かっこいいと答えたようだ。

更に開運アドバイザーの崔氏から言わせると、その人の背中には未来が映ると言っておられる。本当に以外だなあと感嘆した。実生活の中にも「背中で語る」、「背中を押す」、「親父の背中」など、背中にまつわるワードは確かに多い。

元サッカー日本代表サッカー選手の澤さんが、W杯の時に若手に「苦しくなったら私の背中を見て!」と若手選手を鼓舞した事を思い出した。

私は開運アドバイザーでも占い師でもないので、どのようにすれば「背中で語る」を出来るようになるのかは断言できないが、思うのは人は自分の背中はおろか、自らのまつ毛さえもよくは見えない事から、仏教でいう内省を通して自らを時に戒め他者へは寛容に、自らの与えられた事を通して、自信を少しずつつけていく事を繰り返していくしか近道はないのでは、と感じた。

時に失敗しても、前向きな失敗は逆に行動を通して自信にもきっとつながるはずだ。そのように一生懸命な方に「開運」があり、本会では「四法成就」に近づく事と信じている。

                               合掌 椙原