10月6日(日)に四国支教区「経営陣の集い」(学習会)に國富教会長さんにお誘いを頂き参加した。コロナ禍以降、久しぶりで他教会の多くの方々と関りを持たせていただいた。
【仏教精神に学ぶ経営者の集い】をテーマに2018年12月より各地で開催され、四国支教区では初である。六花の会は國富教会長さんが名誉顧問をされている。
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この集いでは岡村貴透さん(以下岡村社長)をお招きしての講演会、グループ別対話や質疑応答、昼食懇談会が主な内容だった。岡村社長は株式会社リレーション代表取締役社長であり、杉並教会所属で六花の会の世話人のお役をされている。
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講演会は式典などの体験説法とはまた一味違っていて、私のような若輩者が感想を述べるのもおこがましい所もあるのだが、感じた事を今回の思いやり通信としたい。
岡村社長の講演を拝聴していると、一念発起で叔父の会社に入りご苦労を重ね、叔母の会社継承時に更にご苦労を重ね、叔母から離れて独立された後は従弟との問題で再びご苦労を重ねた。身内(親戚筋)との間に次々問題が生じて、私自身言葉に表現するのも難しいと感じるほどだった。
しかしながら、苦しくて難しい問題を淡々と話されている岡村社長に、途中から違う感情が徐々に芽生えてきた。それは下記のような理由による。
- 最初の叔父の会社に入った時に先行き不安がMAXになり、2日間休暇をとり悩んでいた場所が大聖堂だった
- 叔母との問題で都度相談していたのは支部長さん
- 建設業許可を取得する際の専務との縁(叔父の時代の専務で、後に岡村社長の善き理解者となる)
- 目標の家を建てる際にも佼成会で方位等を観てもらった
- 従弟の事で悩んでいた時に、当時國富教会長さんの杉並教会で経営塾が開催され、そこで福永先生との出会いがあった
岡村社長はたくさんの良縁に恵まれ、「何か大きな風呂敷の中にいるのではないか」と感じるようになった。
本当にぎりぎりの中で佼成会のみ教えや教会長さんや支部長さん、そして福永先生といった方々からの学びの機会があり、それを素直に実践される素晴らしさも同時に感じていた。
後からの質疑応答で質問者から、「どうしてそこまで頑張ってこられたのですか?」との返答で「自分の中でカッコいいと思える答えを選んできた」と仰り、そのルーツの一つでもあるのが矢沢永吉さんであると話された。
矢沢さんは35億円の詐欺事件に遭っている。裁判にはなったが結局お金を取り戻すことはなく、ご自身の仕事による収入で全額を返済した。
(日テレより引用)
岡村社長の部下が過去に700万円を横領、行方不明になったことがある。社長が部下の母親宅に電話をかけ、本人が居るかどうかをそれとなく確認したところ、「息子とは何年も連絡が取れていない。生きていてよかった!」と言われた。それを聞いて社長は訴えることを断念したという。
このことについて、岡村社長は「矢沢永吉と同じ」という趣旨の発言をされたのである。
その時に私はなるほどと思ったが、松本光代四国支教区長さんはさらにそれを「仏性」と結ばれた。なるほどと重ねて感じた。
私としては約半日の会の中で心の底から納得が行き、参加させて頂き有難いと思った。
最後に岡村社長は「儲けてください」と談笑されていたが、「儲ける」は分解すると信者になる事を思い出した。國富教会長さんのご挨拶の中で、次は半年後に松山で開催予定というお話があったが、参加出来れば良いなと思っている。
ちなみに岡村社長とはメールや電話で交流させて頂いている。私も刺激に感じたことを少しでも今後に活かせていきたいと強く思った。そして人生の大先輩でもある、杉並の永ちゃん(岡本社長)と六花の会の方々とのご縁に大きく感謝した1日であった。
合掌 椙原
四国支教区六花の会 2024.10.6 徳島教会