オニヤンマから学んだ自然環境の問題

この写真を撮影したのは今年の9月14日です。洗濯物を干そうとしてふと上を見たら、トンボが止まっていました。今までみたことのない大きなトンボだったので、母に聞いてみるとオニヤンマだと教えてくれました。

母が幼い頃にはオニヤンマもたくさん飛んでいたりしていたようですが、現在は見かけなくなってるからすごく珍しいとも教えてくれました。少し興味を持ち調べてみました。

オニヤンマは自然豊かな小川の近くや、日陰などの涼しい場所に好んで生息する習性があると書かれていました。

現在、私の家の裏山は山を開拓して工業団地ができ、今も工場が増えてきています。最近、裏山のため池が工場排水で汚染され、池の魚が死んでしまい問題になりました。

工業団地が建設される前は自宅近くの山から流れる用水に蛍がいたり、自宅のベランダにクワガタやカブトムシが飛んできて網戸に止まったりしていましたが、今では全くと言ってもいいぐらい飛んで来なくなりました。

このような森林破壊が原因で地球温暖化の加速、気候の変動、大気汚染、生態系の破壊といったことが起こっているように思われます。

森林は地球上にある陸地の31%を占めています。世界中では1分間で東京ドーム2つ分の森林が消えているそうです。現在の森林破壊のペースが続くと、地球上から森林がなくなるまであと100年ほどしか残されていないそうです。

私なりに少しですが、できることはないかと考えました。紙コップなどの使用量を減らす、紙袋などの過剰包装を断る、エアコンの暖房・温度設定を抑えるなど、オニヤンマが飛んできたことにより自然環境など色々なことを学ばせてもらう機会をいただきました。

私たちができることを少しずつ実践していき、環境問題に向き合っていくことで少しでも昔のような環境に戻れて、オニヤンマなどの虫や生き物たちが帰ってこれるようになることを願っています。

ゆっこ