春季彼岸会で思うこと

春のお彼岸は、春分の日を中日とする前後7日間です。この期間はご先祖さまへ思いをはせ、家庭で思い出を語ったり、故人にお花や食べ物お供えしたりして供養を捧げます。そして、いのちをつないでくださったご先祖さまへの感謝を深め、人さまを思いやる菩薩行実践をお誓いします。

徳島教会では彼岸の入りより一日早い16日に彼岸会の法要を行いました。國富教会長さんご導師のもと、24名の教師資格者の方々が真心で多くのお戒名を読み上げて頂きました。

その準備でお戒名を確認させて頂いていた時の事です。あるお戒名を見つけた時に一瞬私の手が止まりました。それは同じ支部で子供達が小さい頃から大変お世話になった会員さんのお戒名でした。

去年の春の彼岸会にはその方の息子さんが初めてのお役をされるので心配のあまりか、道場の後ろの方で静かに座っておられたなぁと在りし日のお姿がありありと浮かんできました。

敬老会の時にはカラオケ🎤の係りを嫌がらずされていた姿とか地区の道場当番の時には、地区のおばあちゃん達を1軒1軒車で送り迎えをしていた姿でそれもおばあちゃん達に掛ける言葉が慌てさせる事なく、待つ姿勢が自然に出来る方でした。うちの子供達にも幼い頃には教会までの送り迎えも快くして頂いた思い出がたくさん浮かんできました。

また昨年のお戒名の読み上げ者の名簿にはお名前があり、真心でお役をして下さった方が今年の彼岸会には姿が見えないという現実にも何とも言えない寂しさを覚えました。その方からも温かい気持ちをたくさん頂きました。

人はみんな等しくいつかは死を迎えます。肉体としての姿が見えなくても生きている人の心の中にその方の存在があれば生きている事と同じだという事を聞いた事があります。

お亡くなりになってもその方々から頂いた思いやりの心は消える事はないでしょうし、自分の今後の目標にさせて頂こうと思いました。

また、この日の説法は自ら志願した学生部長さんの説法を聞かせて頂きました。素直に周りの方々、特にストレートにご両親に感謝の言葉を伝えられる姿にまだ外は寒いけれど、温かい春の日差しに包まれたような心地よい気持ちになった春の彼岸会でした。

    byてっちゃんの母