今月のお花(フトイ、花菖蒲、トルコキキョウ)
5月は子どもの日があります。子どもたちには、どんな時も品位を保ち、優雅で希望を持って思いやりのある人になってもらいたいと思い生けさせていただきました。(Oさんのコメント)
*フトイの花言葉は「品位」です。他に「肥大」「豊満」「無分別」という花言葉もあります。
品位:フトイの花言葉として最も一般的なものは「品位」です。
肥大:フトイは水辺で育ち、大きな茎を持つため、「肥大」という花言葉もつけられました。
豊満:茎や葉が大きく、草丈も高いことから、「豊満」という花言葉も付けられました。
無分別:「無分別」という花言葉は、他の花言葉と比べると少しネガティブな意味合いを含みますが、フトイの性格を反映していると考えられています。
「フトイ」という名前は「太い」ではなく「太蘭」つまり「太い蘭草(イグサ)」の意味で、イグサに似ていて茎が太いので、この名前がついたようです。日本に古くからある植物で、よく生け花に使われます。

*花菖蒲の花言葉は、「優雅」「心意気」「優しい心」「うれしい知らせ」です。
花菖蒲(ハナショウブ)について
花菖蒲はアヤメ科アヤメ属に属する多年草で、5月から6月にかけて開花します。
花菖蒲は、鮮やかな紫色の花びらが特徴で、日本の梅雨を代表する花の一つです。
花菖蒲は、水辺に生息しており、水面に映る姿も美しいとされています。
花菖蒲は、端午の節句に飾られる菖蒲とは別の植物で、花菖蒲はアヤメ科の植物、菖蒲はサトイモ科の植物です。
花言葉の由来
「優雅」は、花菖蒲の花姿が優雅な印象を与えることから。
「心意気」は、新しい生活を情熱的に始める人への応援の意味を込めて。
「優しい心」は、日頃の感謝を伝える贈り物として。
「うれしい知らせ」は、妊娠や結婚など、喜びを分かち合う瞬間にもぴったりな花言葉。
色別の花言葉も存在し、白い花菖蒲は「純粋」「思いやり」、黄色の花菖蒲は「幸せ」「私は燃えている」、紫の花菖蒲は「知恵」「雄弁」、青色の花菖蒲は「信念」などがあります。
花菖蒲は、切花として約1週間程度生けることができ、一度咲いた花はすぐにしおれてしまいますが、同じつぼみから二番めの花が咲くので、切り花として1週間ほど楽しめます。
*トルコキキョウの花言葉は、全体的に「優美」「希望」「すがすがしい美しさ」など、ポジティブな意味合いが多いです。色によっても花言葉が異なり、例えば紫色のトルコキキョウには「希望」、白いトルコキキョウには「永遠の愛」といった花言葉があります。
トルコキキョウの花言葉の具体例
全体:「優美」「希望」「すがすがしい美しさ」「永遠の愛」など
紫:「希望」
白:「永遠の愛」「思いやり」
黄色:「毅然とした態度」
緑:「良い語らい」
トルコキキョウは、その美しい花姿と、多様な花色から、様々な場面で使われます。花言葉を意識して、贈り物や装飾に活かしてみるのも良いでしょう。
by よしえ