香川県高松市太田下町(おおたしもまち)鹿の井手水(しかのいですい)

香川県高松市 太田下町(おおたしもまち)サン・フラワー通り沿いの観光名所
鹿の井出水(しかのいですい)

私は今日初めてこの地を訪れ、『県外跨(また)ぎの香川県癒し系』として見つけました‼️ので、色々と調べてみました。

保安三年(西暦1122年)、讃岐の国は大日照りに見舞われ、飲み水にも事欠(ことか)くようになりました。人々は何度も雨乞いをしましたが、💧一滴の雨も降らずに困り果てていました。

そんなある日、居石(おりいし)神社⛩️に白髪、白髭の見慣れない老人が現れ、不思議そうに眺める村人たちの前で、突然一匹の鹿に姿を変えて走り出したので、村人たちが驚いてその後を追ったところ、鹿は桃の木のそばで立ち止まって前足で土を掘り、どこへともなく走り去りました。

すると、鹿が土を掘ったところから、こんこんと清水が湧き出て、村人たちは大喜びで喉を潤したということです。

この湧き水は「鹿の泉」と呼ばれ、飲み水🚰や灌漑(かんがい)用水として大切にされてきましたが、近年、高速道路の建設や都市区間整理により急速に都市化が進行する中で荒廃(こうはい)が進んできました。

そこで、街中に残っている古き良き施設を後世に伝えるために、平成10年度(西暦1998年)に魅力ある農村(むら)作り事業で、「鹿の井出水」地区として176㍍区間を石積み護岸に改修し、あわせて遊歩道、休憩所などが整備されました。

「鹿の井出水」は、街中のオアシスとして地域の人々に利用されるとともに、今でも【太田伏石町(ふせいしちょう)、多肥下町”たひしもまち”】の水田の補助水源として活用されています。

毎年、春には〈🌸桜の名所🌸〉としても知られており、池にはカラフルな〈錦鯉〉が泳いでおります。

てっちゃん