9月25日に徳島歴史講演会に参加させてもらいました。
阿波藩は人口も多く豊かな藩で、今の徳島県とは違っているように感じたのが第一印象でした。
また、優秀な人材も多かったようです。特に阿波藩の第14代藩主蜂須賀茂韶(もちあき)はイギリスのオックスフォード大学に留学後、東京府知事・貴族院議長も務めたそうです。
先日一万円札で有名になった渋沢栄一と企業を設立。渋沢が経営を担当し、茂韶が資金を調達しました。
東京海上保険を設立し初代社長に就任。二年で辞職し、現在のJR東日本、東洋紡、日産化学の創立などにも関わったそうです。
蜂須賀茂韶 (ウィキペディア)
この度渋沢栄一が一万円札の顔になると決まって、NHKの特別番組に徳島県から渋沢と共に茂韶も関わったことなどを書いた手紙を送ったそうですが、ボツにされたそうです。
いろいろな面で埋没しているような徳島県人としては、とても残念なことでした。
グッチ
「江戸前期の城下町徳島」(平井末午氏「城下町起源の都市徳島」、『徳島の地理』所収)