アウェアネス・リボン運動

アウェアネス・リボン運動は、特定の社会問題や運動への賛同・支援を、色によって定められたリボンを身につけることで表明する活動です。欧米で始まったこの運動は世界に広がり、日本では「ピンクリボン運動」などがきっかけで広く知られるようになりました。リボンの色は問題ごとに異なり、身につけることで「自分は特定の問題に関心を持っている」ということを周囲に示し、啓発活動につなげることが目的です。


主なリボンの色と意味
ピンクリボン: 乳がんの早期発見・早期治療の重要性を訴える運動です。
オレンジリボン: 子ども虐待防止を呼びかけるシンボルです。
ブルーリボン: 日本の拉致問題被害者の救出を願う運動、受動喫煙防止など、複数の意味で使われます。
イエローグリーンリボン: 受動喫煙をしない・させないという意思表示を目的とした運動です。
パープルリボン: 女性に対するあらゆる暴力の根絶を目指す運動です。
ホワイトリボン: 女性の健康と権利を守るための運動です。
レッドリボン: エイズの理解・支援や飲酒運転防止などを訴えます。
グリーンリボン: 性同一性障害(GID)の理解や犯罪被害撲滅を象徴します。
シルバーリボン: 脳や心に起因する疾患やメンタルヘルスへの理解を促進するシンボルです。

運動の意義
リボンを身につけること自体が、問題への「気づき」を広める第一歩となります。リボンを見た人が「その色はどんな意味があるの?」と問いかけることで、着用者が問題を伝えるきっかけになり、それ自体が啓発活動になります。寄付やボランティアといった積極的な支援だけでなく、問題への理解を広めたり、差別をなくしたりすることも重要な支援活動とされています。

ピンクリボン

by.よしえ